[原子力産業新聞] 2003年4月25日 第2183号 <7面>

[北海道電力] 緊急時の医療対応要領を改訂

 北海道電力は18日、泊発電所で放射性物質による汚染傷病者等が発生した場合の対応をまとめた「泊発電所緊急時医療対策要領」を改定した。

 同社は従来から「医療対策要領」に基づいて運用してきたが、より一層の内容の充実、整備を図るべく、北海道、関係医療機関等との協議、調整を続けてきていた。この度、関係医療機関等の了解を得て、改定の運びとなった。

 改定した「医療対策要領」では、傷病者の救命を最優先にする等の基本姿勢、発電所等における各課長や産業医等の役割、労働災害発生時の医療機関および搬送機関等の具体名、医療機関および搬送機関への通報連絡経路、情報伝達事項−を明記するなど、緊急時の医療対策を、より細かく具体的に整備した。改定した医療対策要領については、同社本店1階の「原子力ふれあいコーナー」および原子力PRセンター(とまりん館)「原子力情報公開コーナー」で公開している。


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