[原子力産業新聞] 2003年5月22日 第2186号 <4面>

[関西電力] 美浜2号機で高圧給水加熱器に漏洩 保安院に報告

 原子力安全・保安院は16日、関西電力の美浜発電所2号機の出力降下について同社からの報告を受けた。美浜発電所2号機(PWR、出力50万キロワット)では、今月8日、二次冷却水を加熱して蒸気発生器に戻す給水系(二系統)のうち、B系統の高圧給水加熱器のドレン流量に若干の増加が認められた。その後、ドレン流量の増加傾向が継続、同加熱器の伝熱管に漏えいの疑いがあるとされた。このため関西電力では17日午前零時から出力降下を開始し、電気出力を定格電気出力の約75%まで降下させ、B系統を隔離、当該加熱器の点検・調査を行うこととしたという。外部への放射性物質の影響はない。

 高圧給水加熱器は、タービンの熱効率向上のため、二次系のタービンの蒸気を用いて蒸気発生器への給水を加熱している。加熱に利用した蒸気はドレン水となり、通常、ドレン流量はほぼ一定であるが、伝熱管に損傷等が発生し二次冷却水が蒸気側に流れ込んだ場合、ドレン流量が増加する場合があるという。


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