[原子力産業新聞] 2003年6月5日 第2188号 <1面>

[原子力安全・保安院] 「安全宣言」福島一6号機

 経済産業省原子力安全・保安院の佐々木宜彦院長は1日、原子炉格納容器漏洩試験を終了するなど運転再開の態勢がほぼ整った福島第一原子力発電所6号機について、運転を再開しても支障がないことを国として確認したとする、事実上の安全宣言を行った。東電の原子力発電所のうち、安全宣言が出されたのは柏崎刈羽6号機に次いで2番目。この安全宣言は、富岡町の双葉地方会館で開催された双葉地方エネルギー政策推進協議会の席上行われたもの。

 今回の安全宣言により、運転再開をめぐっては今後、県議会と佐藤福島県知事の判断が焦点となる。


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