[原子力産業新聞] 2003年6月5日 第2188号 <2面>

[政府] 解体事業で開始式典 日本が支援の原潜解体事業

 日本が支援するロシア極東の退役原子力潜水艦解体協力事業「希望の星」の開始式典が、7日、ウラジオストック郊外のズベズダ造船所で行われ、日本から新藤義孝・外務大臣政務官が出席する。同政務官は、2日から8日まで、開始式典出席と関係者との意見交換とのため、ロシアのウラジオストックなど極東部を訪問する。

 極東の攻撃型原潜の解体事業は、1月の小泉首相のロシア訪問のさい、日本・ロシア両首脳により採択された「日露行動計画」に、着実・早急な実施が明記された。今回、ヴィクターV級退役原潜解体の実施取り決め案文が4月に基本的に合意され、事業実施の目途がついたことを受け、開始式典が開かれるもの。

 川口外務大臣も、原潜解体作業等視察のため、6月末にウラジオストック等ロシア極東部を訪問する予定。


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