[原子力産業新聞] 2003年6月5日 第2188号 <4面>

[東京電力] 750万キロワットの不足も

 東京電力は2日、今夏の需給見通しを発表した。追加対策をにより、6月は5200万キロワット、7月、8月の供給力はそれぞれ5700万キロワットの供給力を確保する見通し。追加対策として火力の補修時期や停止時期の繰り延べ、他社からの電力融通も含めての供給力ということで、6月も高温による需要増を想定した場合に300万キロワット程度の不足がありうるとしている。7、8月は現時点で通常の気候条件(28℃強)として400万キロワット、酷暑等の気象条件(35℃強)では750万キロワットの不足が見込まれるとしている。今月9日には柏崎刈羽6号機が発電を再開したが、まだ16基が停止中で、予備力を考慮すれば、同6号機を含めて8から10基程度の運転再開が望まれるとしている。


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