[原子力産業新聞] 2003年6月12日 第2189号 <4面>

[日本溶接協会] 「健全性評価」で国内シンポ

 日本溶接協会・原子力研究委員会は第31回国内シンポジウム「原子力発電設備の損傷事例と健全性評価」を7月17日、東京都千代田区神田駿河台の化学会館で開催する。

 同シンポジウムは原子力に携わる研究者・技術者間の交流の場として、最新情報の交換や今後の動向等に関する討論を目的にテーマを設定して毎年2回開催しているもの。今回は、最近の軽水炉で経験した故障の中で設備の損傷事例を取り上げ、損傷の検出・健全性の評価・監視などの設備対応技術について講演および議論する。

 講演内容は、「軽水炉構造材料の損傷と対策について」「BWRプラントにおけるSCCの検査と健全性評価法」「配管の塩化物SCC対策について」「小口径管の高サイクル疲労損傷事例と対策について」「炉内計装管のSCCへの対応について」「日本の失われた十年とアメリカ他の飛躍」──を予定。

 参加費(資料代、昼食代を含む)は1万8000円。申込み締切りは7月11日で、定員は100名。問合せは同協会 (電話03−3257−1524)まで。


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