[原子力産業新聞] 2003年7月3日 第2192号 <1面>

[東京電力] 運転再開に理解求める

 東京電力の勝又恒久社長は6月25日、福島県庁に佐藤栄佐久知事を訪ね、一連の作業ミスに関してお詫びをするとともに、再稼働準備の整っている福島第一原子力発電所6号機(BWR、110万キロワット)の運転再開に対する理解を求めた。

 勝又社長は冒頭、作業ミスを陳謝、協力企業と全力を挙げ再発防止対策に取り組んでいると説明。また、福一・6号機の運転再開については、立地地域と議会の理解を得ていることから、「ぜひ知事からのご理解もいただきたい」とした。さらに、6号機以外の原子力発電ユニットについても、徹底的な点検と国からの安全確認を前提に、順次再開したい旨を伝えた。

 これに対し佐藤知事は、東電の努力に一定の評価をしながらも、まだ十分ではないとの認識を表明。また運転再開については、立地地域や県議会の意向、3日に開催の「県民の意見を聴く会」で出された意見に加え、一連の作業ミスに対する東電の対応を含めて総合的に判断し、結論を出したいとした。


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