[原子力産業新聞] 2003年7月3日 第2192号 <3面>

[日本、ロシア] 原潜解体で取決め

 川口外務大臣は6月28、29の両日、ロシアのウラジオストクを訪問、28日には日本の資金援助により、ロシア極東艦隊の攻撃型(多目的)原子力潜水艦が解体されるズベズダ造船所を視察した。

 同造船所では川口大臣の立ち会いの下、野村一成駐ロシア大使とセルゲイ・アンティーポフ原子力省次官が、最初の原潜解体となる、ビクターV級多目的原潜304号の解体に関する実施取り決めに署名した。

 川口外務大臣は、フリステンコ副首相やプリコフスキー大統領全権代表とも会談。同副首相に国際熱核融合実験炉(ITER)の六ヶ所村誘致への支持を要請するとともに、地球環境問題について、京都議定書発効の鍵をロシアが握っていることから、ロシアの早期批准を求めた。

 北朝鮮問題については、プリコフスキー大統領全権代表と会談、川口大臣は北朝鮮の核開発は認められないことや、平和・外交的解決を目指す日本の立場を説明し協力を要請、同大統領全権代表は、米・中・北朝鮮による三者協議を支持するとしながらも、これが日ロを含む六者協議に発展することへの支持を表明、北朝鮮の核開発への野心を阻むことが重要だとし、解決に向けた国連の役割を強調した。


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