[原子力産業新聞] 2003年7月10日 第2193号 <3面>

[日、米、仏] パリで高速炉国際会議

 6月25日、パリで日米仏による高速炉開発に関する国際会議が開催され、米国からはエネルギー省(DOE)アルゴンヌ研究所のグランダー部長、日本からは藤家原子力委員長、フランスからは原子力庁(CEA)のブシャール研究開発局長などが参加した。この会議は年1回程度開かれているもので、昨年はドイツのカールスルーエで開催されている。

 会議では参加各国が高速炉の開発状況を説明、日本からは藤家委員長が「もんじゅ」の現状や、同炉における国際協力について説明した。また、ガス冷却高速炉や核燃料サイクルについて、CEAとサイクル機構より説明、意見交換が行われた。

 今年11月20日から米ニューオリンズで高速炉に関するワークショップを開く提案があり、日本側からは、韓国、中国に参加を求め、若い世代にも魅力的な会議にすべきと指摘した。また、今回のような高速炉会議にロシアの参加を提案した。


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