[原子力産業新聞] 2003年7月17日 第2194号 <2面>

[IAEA] IAEAが国際会議

IAEAは、今月7〜11日、ウィーンの本部で、「放射性物質の輸送安全に関する国際会議」を開催、82か国・14国際機関から500名以上が参加した。この会議は、国際民間航空機関(ICAO)、国際海事機関(IMO)、万国郵便連合(UPU)との共催で開かれたもの。

この会議は、放射性物質の輸送での重要な問題に関する情報交換のために開かれたもので、IAEAから輸送に関わる安全規則の説明のあと、国際輸送に関わる第3者責任、公衆と政府とのコミュニケーション、輸送時の放射線防護、輸送に関わる規制、緊急時計画などについて議論が行われた。

会議では、IAEAの放射性物質輸送に関する規制の重要性が強調されつつも、技術的な面では多くの改善すべき点が指摘され、今後IAEA等で検討されることになった。また、この規制を全世界的に広げ、全ての放射性物質輸送について現実に実行に移す必要性が強調された。


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