[原子力産業新聞] 2003年7月24日 第2195号 <3面>

[CNSC] ピッカリングA・Bで許認可更新

カナダ原子力安全委員会(CNSC)は6月25日、オンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社に対して、同社が所有・運転するピッカリングA・B発電所の運転許認可の更新を承認した。新しいライセンスの有効期間は、運転中のB発電所が2008年6月末までの5年間、休止中のA発電所が05年6月末までの2年間。

OPG社が運転再開の準備を進めているピッカリングA発電所の4基について、CNSCは01年11月に運転再開準備を進める許可を発給。今年5月には、最初に運転再開が計画されている4号機の運転許認可について「保証停止状態(GSS)」を解除した。今回の更新は解除を継続するもので、1〜3号機については引き続きGSSのまま据え置かれている。

GSS解除の条件として、CNSCはOPG社に対して、同委員会が指示した安全対策などの事前要求事項を満たすことを要求している。同B発電所に対しては、運転許認可期間の5年間の中間時点でCNSCスタッフが状況報告書を作成、同委員会に提出する。


Copyright (C) 2003 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.