[原子力産業新聞] 2003年7月31日 第2196号 <2面>

[九州電力] 川内調査所を設置

九州電力は8月1日から、同社の川内原子力発電所敷地内に、同3号機増設に向けた環境調査を円滑に行うための施設、「川内調査所」を設置することを明らかにした。

5月に鹿児島県知事から、増設に伴う環境調査実施の了承が出されたことを受けてのことで、調査期間は3年程度を予定。要員は管理職7名、一般職6名の計13名で、環境アセスメント(環境調査)、地質調査、気象調査の3調査を行い、これら結果の詳細な分析結果を踏まえ、最終的に増設の判断をする方針だ。

川内原子力発電所は、改良型加圧水型軽水炉で、出力は百50万キロワットとわが国最大規模となる計画。なお開発目標について九電では、「2010年代の半ば頃」としている。


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