[原子力産業新聞] 2003年9月11日 第2201号 <1面>

[文科省] COEプロの補助金決定

 文部科学省は3日、「21世紀COEプログラム」に対する2003年補助金交付額を決定、関係大学学長に通知した。これは、江崎玲於奈・芝浦工大学長を委員長とする「プログラム委員会」が、7月17日に選んだ133件に予算付けするもので、総額は約158億円。

 東京工業大学原子核工学専攻の関本博教授をリーダーとする「世界の持続的発展を支える革新的原子力」に対しては、1億9600万円の交付が決定、名古屋大学原子核工学専攻の山本一良教授の「同位体が拓く未来」には1億1700万円が交付される。

 医学系では、福井医科大学高エネルギー医学研究センター・米倉義晴教授の「生体画像医学の統合研究プログラム」に1億700万円、広島大学原爆放射線医科学研究所神谷研二教授の「放射線災害医療開発の先端的研究教育拠点」には1億円が補助される。

 「COEプログラム」は、学問分野毎に日本の大学に世界最高水準の研究教育拠点を形成、研究水準を向上させるとともに、世界をリードする創造的な人材育成を図るため、重点的な支援を行い、国際競争力のある大学づくりをめざすもの。


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