[原子力産業新聞] 2003年10月9日 第2205号 <4面>

[原産、エネ総研] 人材問題巡り合同報告会

 日本原子力産業会議とエネルギー総合工学研究所は、11月10日午後、東京中央区築地の国立がんセンター国際研究交流会館で、「原子力技術の維持・継承を考える――将来の発展を確かにするために」と題する合同報告会を開催する。これは、わが国の原子力産業界における技術・人材問題が深刻化しつつあるなか、原産とエネ総研において、取り上げて議論してきた結果について発表し、関係者と共に考えていこうというもの。

 新規発電炉の建設機会減少に伴い、設計・エンジニアリング技術者の減少、経験豊な原子力技術者の高齢化と定年退職者の増加、原子力工学科の崩壊と大学教育基盤の低落など、原子力事業・研究開発・教育といった広範な分野で、技術・人材問題が深刻化しつつある。この会議では、原子力産業界が厳しい時代を乗り越え、将来の魅力ある産業分野として再び甦るためには、技術や人材の面でどのように取り組んでいくべきか、関係者とともに考えていく。

 合同報告会では、エネ総研の稲葉裕俊専務理事の挨拶のあと、原産の宅間正夫専務理事が「魅力ある原子力産業への方向と課題」の基調講演を行う。

 続いて電中研の鈴木達治郎上席研究員他2名より、原子力技術の維持・継承戦略、人材育成と強化の在り方、人材確保に向けた対応策等について報告。その後、「技術維持・継承の戦略を考える」と題したパネル・ディスカッションが行われる。

 参加料は無料。お問い合わせ等は、エネ総研技術継承報告会事務局(電話03―3508―8894、FAX03―3501―1735、電子メール:sympo@iae.or.jp)まで。


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