[原子力産業新聞] 2003年10月9日 第2205号 <4面>

[原子力安全・保安院] 米社製バルブに不具合

 経済産業省原子力安全・保安院は3日、「米国Hunt社製の口径1インチのバルブに亀裂等の不具合が発生する可能性がある」として、関連事業者に対し、当該バルブが使用されているシリンダの有無の調査など対応策を示した。

 米国原子力規制委員会(NRC)が、6ふっ化の天然ウランや濃縮ウラン等の運搬や貯蔵などを行う際に用いる「6ふっ化ウラン用シリンダ」に用いている同バルブについて、米国内の事業者に対し改善等の対応を求めていることを受けての措置で、保安院では関連事業者に対し、10月末までに@同バルブが使用されているシリンダの有無を調査し、当該シリンダについてはその数量、所在及び使用の状況を報告することA当該シリンダを有する者は、当該シリンダに係る対応方針を作成し、報告すること――を求めている。


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