[原子力産業新聞] 2003年10月16日 第2206号 <3面>

[米・NRC] セントルーシーが運転認可20年延長

 米原子力規制委員会(NRC)は3日、フロリダ・パワー&ライト社が運転する、セントルーシー原子力発電所1、2号機(88万キロワット・PWR)の運転認可を新たに20年更新すると発表した。同社は2001年11月、NRCに許認可更新を申請していた。この更新により、同1号機の運転認可は2036年3月へ、2号機は2043年4月へ、20年間延長される。

 NRC事務局は、2003年7月発行の「セントルーシー原子力発電所1、2号機の許認可更新に関する安全評価報告書」で、許認可更新を妨げる安全上の懸念は一切ないと結論した。これは、同社が発電所の経年劣化の影響を管理する能力を実証したため。

 2003年9月17日、NRCの原子炉安全諮問委員会は、セントルーシー発電所1、2号機の運転許認可更新勧告を出していた。


Copyright (C) 2003 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.