[原子力産業新聞] 2003年10月23日 第2207号 <3面>

[米・NRC] 核物質DBを更新

 原子力規制委員会(NRC)は8日、核物質の出所記録である全米データベースの「核物質管理安全システム(NMMSS)」を更新するため、約1100の許認可取得者に保有核物質量を再確認し、1月6日までに報告するよう求めた。これは、2001年10月にエネルギー省(DOE)の監察総監室が発行した報告書で、政府所有の核物質と国内許認可取得者に融資またはリースされた核物質の収支が明確でないと指摘されたことに由来する。

 NRCは10月8日に公報を発行し、発電炉、研究炉、燃料成形加工やウラン濃縮またはウラン転換に関わる施設、使用済み燃料貯蔵施設、教育機関などに対して、核物質保有量の報告を求めている。


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