[原子力産業新聞] 2003年10月23日 第2207号 <3面>

[原産] 松山市で日仏原子力専門家会合

 日本原子力産業会議は28日、29日の両日、愛媛県松山市で、日仏両国の専門家が原子力開発計画の基本的な考え方を議論する「第10回日仏原子力専門家会合」を開催する。

 同会合は91年以来、両国間の相互理解と協力を促進するとともに、世界の原子力開発の円滑な推進に役立てる目的で、ほぼ毎年、非公式会合として開催している。前回は昨年9月に第9回会合をフランス・ディナールで開催し、原子力開発の現状や原子力の経済性、解体核兵器プルトニウムの燃焼問題など議論。

 今回会合には、フランス側からアラン・ビュガ・フランス原子力庁(CEA)新長官、日本側から秋元勇巳・三菱マテリアル相談役をはじめ両国を代表する専門家それぞれ約10名が参加し、@原子力発電と燃料サイクル事業の展望A原子力発電所の安全と運転管理Bパブリックアクセプタンス活動――をテーマに意見交換を行う予定。


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