[原子力産業新聞] 2003年10月30日 第2208号 <3面>

[中国・国家発展改革委] 「原子力を20基以上導入」

【北京27日共同】国営通信、新華社は27日、中国国内の電力需要を満たすため、2020年までに20以上の100万キロワット級の原子力発電所が必要になるとの国家発展改革委員会の見通しを伝えた。政府内でマクロ経済政策などを担当する同委員会は、2020年に8兆キロワット時に達する見込みで、総発電施設のうち、4%の3200万キロワットを原子力発電で賄うべきと提案。このために20以上の100万キロワット級原子力発電所の建設が必要としている。

 中国政府が2001年3月に決定した第10次5か年計画は原子力発電について「適度に発展させる」と慎重な姿勢を示しているが、3月に発足した胡錦濤指導部は、原子力発電所建設に積極的といわれる。


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