[原子力産業新聞] 2003年11月6日 第2209号 <2面>

[原産] 年次大会準備委が初会合

 日本原子力産業会議は4日、第37回原産年次大会準備委員会の第1回会合を、東京・港区の同会議会議室で開催。来年4月に東京・文京区で開かれる同大会を見据え、大会の方針、取り上げるべき話題などについて、様々な意見が出された。

 冒頭、茅陽一準備委員長は、「原子力は化石燃料ではない新しいエネルギーとして、科学技術の結実として出来た新しい文明の利器と言えるはずだが、今はマイナスイメージが付きまとっている。そのためもっと原子力のプラス面を出せるような大会にしたい」と挨拶。

 続くフリーディスカッションでは、信頼回復や情報提供などといった問題に加え、技術継承・人材確保について取り上げて欲しいといった意見や、日頃顔の見えない現場の人々の生の声を聴けるような機会をつくって欲しいといった意見が、多く出された。

 次回会合は12月上旬頃、仮プログラムの作成を議題に開催される予定だ。


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