[原子力産業新聞] 2003年11月20日 第2211号 <4面>

[IAEA] 第1回検討会合開催

 国際原子力機関(IAEA)は3日から14日まで、ウィーンで「使用済燃料管理及び放射性廃棄物管理の安全に関する条約」の第1回検討会合を開催、33か国が参加した。この会合は、各締約国が提出した「国別報告」を検討するため開かれたもの。日本からは、安全委員会、外務省、保安院、文科省、サイクル機構、原研、安全基盤機構等の担当者が参加した。日本については、参加各国より、この分野での安全性が高い水準で維持されていることへの理解が得られた。

 会合最終日の14日には、概要報告がまとめられ、「レビュープロセスは成功」と総括、「様々な規模の原子力利用を行っている国の使用済燃料及び放射性廃棄物の管理の政策、規制制度・機関の状況を、相互に共有する貴重な機会が得られた」とした。

 次回会合は2006年5月に開かれる予定で、その前の2005年10月までに、次回の国別報告書を提出することとなった。


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