[原子力産業新聞] 2003年12月11日 第2214号 <3面>

[米コンステレーション・グループ] ギネイ原子力発電所を買収へ

 米国のコンステレーション・エナジー・グループは1日、ロチェスター・ガス&エレクトリック(RG&E)社所有のロバート・E・ギネイ原子力発電所(51万キロワット・PWR)を買収すると発表した。これにより、コンステレーション社は、ニューヨーク州とメリーランド州の三サイトに5原子力発電所を所有することになる。買収額は4億100万ドルで、これには核燃料費2160万ドルが含まれている。原子力規制委員会(NRC)による許認可を経て取引が完了する。コンステレーション社は、同発電所からの電力の90%を、メガワット時あたり44ドルの平均価格で、RG&E社へ10年間販売する。

 ギネイ発電所は、コンステレーション社所有のナインマイルポイント原子力発電所の南西50マイルに位置する。同社のワレス社長は、ギネイ発電所が、ニューヨーク州の原子力発電所の成績を最適化するのに適した位置にあり、この買収により発電所間の相乗効果が期待できると述べている。


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