[原子力産業新聞] 2003年12月18日 第2215号 <1面>

[加速器検討会] 加速器技術で資格制度創設提言

 原子力委員会・研究開発専門部会の加速器検討会(座長=永宮正治・高エネルギー加速器研究機構教授)は、現在審議を進めている報告書に加速器計画検討の常設委員会の設置、加速器技術を習得したことを示す資格制度の創設などの提言を盛り込む方針。

 同検討会は、原子力長期計画の加速器分野のフォローアップを主な目的として開催されている。近々、最終版となる報告書は、一般国民にも加速器の必要性、現状と将来などの理解が得られるよう努めるとともに、様々な提言を盛り込む意向だ。

 提言は、加速器計画検討の常設委員会の設置をはじめ人材育成、国際分担の明確化、新しい建設方式、情報発信の強化、産官学連携などになる見通し。

 常設委員会の設置は利用分野の将来展望、建設計画の精査などの場を提供するもの。


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