[原子力産業新聞] 2003年12月18日 第2215号 <2面>

[米・DOE] 「藤家フェローシップ」設立へ

 米エネルギー省(DOE)はこのほど、藤家原子力委員長を記念し、「藤家洋一原子力フェローシップ」を設立することを決めた。今週来日中のマグウッドDOE原子力局長が伝える。

 このフェローシップは、日本の若手原子力研究・技術者を、DOEのアイダホ国立工学・環境研究所(INEEL)に招き、日米の研究・技術者が、先進原子力技術開発の分野で一緒に研究を行うことを通じ、日米協力を強化することが目的。日米協力を推進した藤家委員長のリーダーシップを記念し、同委員長の名前が冠されることとなった。

 フェローシップの対象者は、日本の研究所や大学で働く修士、博士、ポストドクターで、年間2名に授与。期間は1年間。先進燃料サイクル(AFCI)と第4世代原子炉の開発を推進するINEELでの給与と生活費が支給される。


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