[原子力産業新聞] 2004年1月22日 第2219号 <2面>

[カナダ] ブルース3が6年ぶりに再開

 カナダのブルースA原子力発電所3号機(CANDU、75万キロワット)は、9日、最新の安全基準に合致させるための2年間にわたる大規模工事を終了し、オンタリオ電力送電網へ併入された。数週間後に全出力運転に達する予定。

 すでに4号機は、昨年10月7日に運転を再開している。

 1978年に運転開始した3号機は、79年に運転開始の4号機とともに、98年に閉鎖された。その後、CANDU型原子力発電所に対して実施された総合評価を踏まえ、2001年から、安全・火災・耐震等の見直しとともに、現在の規制基準に見合う改修も実施した。

 3号機の運転復帰でブルース原子力発電所は合計六基の陣容となる。4、5、6、7号機は現在、全出力運転中であり、8号機は間もなく運転再開の見通しとなっている。


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