[原子力産業新聞] 2004年1月29日 第2220号 <1面>

[総合エネ調・零給部会] 需給部会で海外から4氏が講演

 総合資源エネルギー調査会の需給部会(部会長=黒田昌裕・慶應義塾常任理事)は22日、第3回会合を開催し、技術開発の役割とセキュリティー問題を中心に議論した。

 今会合には国際応用システム分析研究所プロジェクトリーダーのナキシノビッチ氏、英国王立国際問題研究所フェローのミッチェル氏、IHSエナージー社マネージャーのホールマーク氏、同社ディレクターのルーカスクレメンツ氏の4名を招聘。ナキシノビッチ氏は炭素排出量削減および水素社会に向けての技術開発など、他の三氏は主に石油供給リスクを解説した。

 委員からは佐々木元・経済同友会地球環境・エネルギー委員長が「IT導入とエネルギー削減効果」として、IT化により二酸化炭素排出量が削減できることを強調。三村明夫・日本鉄鋼連盟会長は「2030年のエネルギービジョン」として、鉄鋼業界の省エネへの取組み、製鉄プロセスから供給される水素利用について述べた。


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