[原子力産業新聞] 2004年1月29日 第2220号 <3面>

[米・NRC] 米NRCが「緊急時対応室」新設

 米原子力規制委員会(NRC)は、21日、商業用原子力発電所炉の緊急時対応の有効性を高めるため、原子炉規制局内に、緊急時対応室を設立すると発表した。これは、先に設立された原子力セキュリティ・事故対応室と国土防護対応担当運営副総局長の設置に続くもの。

 NRCは緊急時対応活動を、市民、産業界、国際社会をはじめ、連邦・州政府、地方自治体を含む内外の利害関係者に伝える重要性を認識しており、緊急時対応室は、既存および新規原子力発電所向けの緊急時対応指針、規制、プログラム、ガイドラインの策定を行う。


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