[原子力産業新聞] 2004年3月18日 第2227号 <4面>

[宮崎県南郷町] 中間貯蔵施設の誘致検討

【12日共同】宮崎県南郷町の阪元勝久町長は12日、核燃料中間貯蔵施設の誘致の是非について、調査研究していく方針を明らかにした。

 近く九州電力に立地の可能性について説明を受けたい考え。

 町の厳しい財政事情が背景にあり、施設の建設で町の活性化につながるどうか見極める。九電は「町からまだ話を聞いていないが、電気事業者としてはありがたい」と話している。

 町長の諮問機関が以前から検討。11日に町議会が全員協議会を開き、町が調査研究を進めることに賛成多数で同意した。

 阪元町長は、「具体的にはまだ何も決めていない。誘致するとすれば、住民や議会の意見を聞きながら、慎重に判断したい」と話している。


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