[原子力産業新聞] 2004年3月25日 第2225号 <4面>

[宮崎県南郷町] 立地調査の要請見送り

【19日共同】核燃料中間貯蔵施設の誘致の是非を検討している宮崎県南郷町の阪元勝久町長は19日までに、九州電力に対する立地可能性調査の要請を当面見送る考えを明らかにした。住民や町議会の反発を受けてのもので、26日に予定していた九電本社訪問も中止した。

同施設の誘致問題は、11日に開かれた町議会の全員協議会で議会側もいったんは同意。このため、阪元町長は九電側と話し合う予定になっていた。しかし、15日になり住民や周辺自治体の反対意見を受けた町議会は一転して「立地可能性調査の要請などを当面見送る」とする決議案を賛成多数で可決。阪元町長の対応が注目されていた。


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