[原子力産業新聞] 2004年4月15日 第2231号 <5面>

[加速器学会] 設立総会開く

 加速器科学の発展を図るため、関連する全ての分野を網羅する「日本加速器学会」(木原元央会長、東京都豊島区東池袋)が1日、発足。17日に東京・千代田区の学術総合センター・一橋記念講堂で設立総会および記念講演会が開催される。

 わが国の加速器は現在、質、量ともに世界最高水準にあり、その応用分野は、先端医療や物質・生命科学の最先端の研究分野、ナノテクノロジー・材料科学および産業応用、エネルギー、環境科学など多様化し、専門技術の高度化と細分化が著しく進んでいる状況にある。このため、加速器とその応用分野の研究者・技術者が一堂に会する場が求められていた。同学会設立により、研究機関等を横断した人的・物質資源の有効活動による研究・技術開発の促進とその成果の社会・産業への還元、人材の育成、共通の将来構想の検討等の進展が期待される。

 同学会設立総会および記念講演会についての問合せは、同学会事務局(電話03−5960−3488、HPアドレスhttp://www.kasokuki.com/)まで。


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