[原子力産業新聞] 2004年4月30日 第2233号 <1面>

[福井県] 中間貯蔵施設立地に含み 福井県高浜町長が会見

 25日の町長選挙で3選を果たした福井県高浜町の今井理一町長は、26日、選挙後初の記者会見で、昨年秋に関西電力の藤洋作社長に、使用済み燃料中間貯蔵施設について、関電が立地を強く希望するのであれば、検討する可能性も排除しないとの考えを伝えていたことを明らかにした。

 今井町長は会見で、中間貯蔵施設が「2010年までにできないと、発電所の運転に支障が出る」と述べ、「あくまで一般論」としながらも、高浜町で原子力発電所が長く稼働し、原子力への理解も進んでいることから、このような考えを示したもの。同町長は今年3月の町議会でも、町財政確保の一例として、中間貯蔵施設立地を議会が検討するよう求めていた。


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