[原子力産業新聞] 2004年5月13日 第2234号 <2面>

[東電] 約1年2か月ぶり発電再開 柏刈5号機

 昨年3月1日より、第10回定期検査のために停止していた東京電力の柏崎刈羽原子力発電所5号機(BWR、110万kW)は4月30日19時59分、約1年2か月ぶりに発電を再開した。

 一連の不祥事により、昨年4月に全17基が停止した東電の原子力発電ユニットのうち、運転再開を果たしたのは12基目。今回の定検では、燃料集合体の交換など通常の定検メニューに加え、シュラウドに発見されたひびの補修および、ひびの確認された原子炉再循環系配管の取り替え工事などが行われている。

 同5号機は今後、発電量を増加させた後、所管官庁の総合負荷性能検査を受け、定検を終了する予定だ。


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