[原子力産業新聞] 2004年5月27日 第2236号 <2面>

[文科省] 「革新的原子力システム技術開発」で、6月より課題公募

 文部科学省は、革新的原子力技術の研究開発を推進するにあたり、2004年度「革新的原子力システム技術開発」課題の公募を、6月から開始する。

 原子炉やサイクル施設の規模や方式にとらわれない多様なアイデアを募り、産学官の連携を重視した競争的な研究開発を実施するもので、これにより、原子力の基盤的研究における産学官の連携の強化や、革新的原子力技術開発にブレークスルーをもたらす基盤的要素技術の開発を図ることをねらう。

 公募の受付は6月2日〜6月25日。募集するのは、@革新的原子炉技術開発A核燃料サイクルシステム技術開発B前記@及びAに共通する技術、両者にわたる総合的な技術開発――の3分野。

 開発規模・期間・今年度の採択予定課題数は、@革新的原子力システム技術開発分野/課題1件あたり年間上限5億円、原則3年以内(最長5年)、4件程度Aフィージビリティスタディ分野/課題1件あたり年間上限3000万円、原則1年以内(最長2年)、2件程度。

 企業、大学、特殊法人、独立行政法人、公益法人等を公募の対象としている。なお、6月2日に文部科学省において、同公募の説明会を予定。

 公募および説明会の問合せは、「革新的原子力システム技術開発公募」事務局(UFJ総合研究所内)電話03−3572−9231(平日10時〜17時)、E-メール kakushin-xt16@ufji.co.jpまで。

なお、公募要項や申請書類など応募に必要な資料は、同省ホームページ(http://www.mext.go.jp/)からも入手できる。


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