[原子力産業新聞] 2004年5月27日 第2236号 <3面>

[中国] 秦山U−2が営業運転 初の純国産炉

 中国国営新華社通信が伝える所によると、中国国産の60万kW級・PWRである秦山U2号機は、3日、営業運転を開始した。秦山U1、2号機への総投資額は148億元(約2040億円)。2号機は3月11日、初送電を開始していた。秦山U−2の運開により、中国で運転中の原子力発電所は9基・694万kWとなった。

 同設計の秦山U1号機は、圧力容器等の主要機器を輸入、2002年4月に営業運転を開始していた。しかし2号機では、国産の圧力容器等に品質保証上の問題などが見つかり、運開が遅れていた。


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