[原子力産業新聞] 2004年6月3日 第2237号 <1面>

[INES評価小委] 4事象に「非常に軽微」と結論

2月10日から〜5月26日に原子力発電所で発生した事象のうち、原因および対策が決定された4事象を対象に評価が行われた。

今回評価の対象は、(1)関電・高浜3号機の蒸気発生器伝熱管の渦流探傷検査による有意な指示(2)四電・伊方3号機の充てんポンプ主軸の折損(3)中国電・島根2号機の原子炉再循環ポンプ出口配管除染用接続口フランジ部からの一次冷却水の漏洩C東電・福島第二・4号機のエアラインマスクへの窒素混入による作業員の障害――の計4件。

評価の結果、(1)、(2)は「レベル0マイナス」、(3)は「レベル0プラス」、(4)は「評価対象外」。全て非常に軽微なものと結論づけた。


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