[原子力産業新聞] 2004年6月10日 第2238号 <1面>

[日本原燃] 使用済み燃料搬入を再開

青森県六ヶ所村の日本原燃使用済み燃料受入れ・貯蔵施設への使用済み燃料の輸送が3日、約1年7か月ぶりに再開された。

今回搬入されたのは、東京電力の福島第2原子力発電所から出た、NFT−38B型7基に収納されたBWR燃料集合体266体(約46トンU)。キャスクを積んだ輸送船「六栄丸(4913トン)」は3日午前6時にむつ小川原港に接岸し、9時55分から荷役がスタート。全ての使用済み燃料は、同日15時4分までに受け入れ施設に無事到着した。

六ヶ所再処理工場への使用済み燃料搬入は、同工場の使用済み燃料貯蔵プールにおける不適切な溶接が判明したことにより、2002年11月を最後に中断していた。原燃では今年度中に、2426体(約529トンU)の使用済み燃料を受け入れる計画を明らかにしている。


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