[原子力産業新聞] 2004年6月10日 第2238号 <4面>

[日本原子力学会 プラズマ・核融合学会] 核融合エネ連合講演会開催

日本原子力学会とプラズマ・核融合学会は今月17日と18日、仙台市の仙台市民会館で第5回核融合エネルギー連合講演会を開催する。

初日午前のシンポジウム「ITER計画」では下村安夫・ITER暫定プロジェクトリーダーが「ITERの組織と参加の在り方」、「研究の在り方とITERへの参加」では物理研究と工学研究・安全性の観点からの各講演がある。 また、日本電機工業会から「ITER、核融合開発と産業界」、欧州委員会と米国エネルギー省から各国の原子力開発計画におけるITERの役割に関する講演もある。午後は「エネルギー戦略における核融合研究の意義と将来計画」と題するパネル討論が行われ、エネルギー需給の超長期シナリオ、早期実用化に向けた開発基本計画、レ−ザ−核融合エネルギー開発のロードマップなどを取り上げる。

2日目は特別講演「4つの重点課題及び日米共同プロジェクトの課題と展望」としてJT−60、ヘリカル型、FIREX計画、IFMIF計画、日米協力JUPITER−U計画などと併せ、シンポジウム「核融合協同研究の新たな展開」がある。


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