[原子力産業新聞] 2004年6月24日 第2240号 <3面>

[IAEA] 理事会、イラン非難決議採択

【ウィーン18日共同】国際原子力機関(IAEA)定例理事会(35か国)は18日、イランの核査察への協力が不十分であると非難し、核兵器開発につながる可能性がある重水炉建設計画などの再考を要求する決議案を採択した。

 決議は、核問題に関して未解決の点を解明するために必要な措置を至急取ることをイランに要求し、ウラン転換工場の試験稼働や実験用重水炉建設計画の再考を求める厳しい内容。IAEAのエルバラダイ事務局長は決議採択後に記者会見し、未解決の問題点について「今後数か月で解明できると信じている」と述べた。

 決議案は英国、ドイツ、フランスの3か国が提出。重水炉計画の再考を求めた部分について、イランや非同盟諸国が「核の平和利用の権利を阻害する」と強く反発、表現を和らげる修正を行うことで妥協した。

 イランのIAEA代表団は「IAEAへの協力は継続する」と述べた。


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