[原子力産業新聞] 2004年6月24日 第2240号 <4面>

[東京電力] 柏崎刈羽1の出力が低下

 東京電力は21日、定格熱出力一定運転中の、柏崎刈羽原子力発電所1号機(BWR、110万kW)が同日15時50分頃、復水器の真空度が低下し、電気出力も約112万kWから徐々に約102万kWまで降下したと発表するとともに、同日、原子力安全・保安院に報告した。

 東電では復水器の真空度を回復させるために、16時3分に電気出力を約80万kWまで手動で降下。これにより復水器の真空度は正常値に復帰し、その後は電気出力約80万kWで安定しているという。

 なお原因については、現在調査中ということだ。


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