[原子力産業新聞] 2004年6月24日 第2240号 <4面>

[中部電力] 浜岡2でシュラウドひび割れ

 中部電力は21日、同社の浜岡原子力発電所2号機(BWR、84万kW)のシュラウドサポートリング下部溶接線およびその近傍に、ひび割れが点在していることを確認したと発表した。

 同社は3月14日より、炉心シュラウド、シュラウドサポートリング、アライナーガイドのピーニング施工箇所を含めたすべての溶接線および、その近傍の点検を実施。

 その結果、(1)シュラウドサポートリング下部溶接線(H7b内側)およびその近傍に、ひび割れが点在していることを確認(2)炉心シュラウド、アライナーガイドの溶接線およびその近傍については、ひび割れは確認されなかった――としている。

 なお中部電力では、ひび割れを確認した箇所については今後、健全性評価を実施していく方針だ。


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