[原子力産業新聞] 2004年7月1日 第2241号 <3面>

[PSAM7] 確率論的安全評価で国際会議 ベルリンで開催

 確率論的安全評価と安全管理に関する2年に1度の国際会議PSAM7が、ドイツ・ベルリンのインターコンチネンタル・ホテルで、6月14日から18日まで開かれた。1991年の米国ビバリーヒルズの第1回会議から、今回で7回目。

 今回は45か国から600件の論文発表が、160個のセッションに分かれて行なわれた。また、招待論文発表や公開討論会、公式昼食会、夕食会なども行われ、5日間、11のセッションが別々の会議室で同時進行で行われた。

 会議参加者総数は、論文発表者を含め、711人と発表され、西欧諸国が62%、東欧が8%、米大陸が16%、アジアが11%と、やはり今回は欧州からの出席者が目立った。

 内容としては、大学院博士課程の研究者による基礎的研究の成果から、リスク情報を活用した規制や安全管理の在り方を示すようなものまで幅広く、政策決定者に、リスク情報をきちんと理解してもらうことの重要性も、議論された。

 次回は2006年5月、米国ニューオリンズでの第8回会議が予定されている。


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