[原子力産業新聞] 2004年9月9日 第2250号 <1面>

[四国電力] 伊方町で説明会開く

【4日共同】プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を軽水炉で燃やすプルサーマルを伊方原子力発電所3号機(愛媛県伊方町)で実施する計画について、四国電力は4日、伊方町の町立体育館で、地元住民への説明会を開いた。

伊方原子力発電所でのプルサーマル計画の説明会は初めてで、核燃料サイクル事業など国の原子力政策について、経済産業省の担当者も説明に参加。

四国電力は5月に、愛媛県と伊方町に、2010年までに実施する計画の事前了解願いを提出した。愛媛県は、地元の理解の状況により受け入れを判断するとしている。

説明会は、伊方町と隣接の保内、瀬戸両町の住民約300人が対象で、近隣の八幡浜市と三崎町の住民が傍聴。四国電力は太田克己副社長(原子力本部長)らが安全性などを説明。住民から事前に質問を受け付けた。


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