[原子力産業新聞] 2004年9月9日 第2250号 <2面>

[関西電力] 新たに3社から電力融通を実施

関西電力は3日、今後の電力供給に万全を期すために、新たに北陸電力、中国電力ならびに四国電力の3社から、計画的に融通電力を受電すると発表した。

同社では美浜発電所3号機2次系配管破損事故を受け、8月13日から原子力発電所を計画的に停止して、2次系配管の健全性確認を実施中。そのため原子力発電所の停止中も電力を安定的に供給するために、8月30日より中部電力から融通電力(50万kW)を、9月10日までの予定で受電している。

今回の融通電力は、これまでの中部電力からの融通に加え、新たに3社から融通電力(合計70万kW)を受電するもの。これにより今後の電力の安定供給を、より一層盤石なものとすることをねらう。内訳は、北陸20万kW、中国30万kW、四国20万kW。なお期間は、6日から10月1日までを予定している。


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