[原子力産業新聞] 2004年9月16日 第2251号 <2面>

[韓国] 原研所長 「金属ウラン活用実験の一環」

【ソウル14日共同】韓国の通信社、聯合ニュースによると、韓国で新たに未申告のウラン転換実験が発覚した問題で、韓国原子力研究所の張仁順所長は14日、実験によって生産した150キロキログラムの金属ウランは放射線を遮へいする容器の製作など、金属ウラン活用の実験用だったことを明らかにした。

 張所長によると、150キロキログラムのうち高温で溶かす実験過程で12・5キロキログラム損失、3・5キログラムを2000年のウラン濃縮実験に使用した。残る134キログラムは大田市の同研究所内に保管中で「核兵器に転用できる状態ではない」という。


Copyright (C) 2004 JAPAN ATOMIC INDUSTRIAL FORUM, INC. All rights Reserved.