[原子力産業新聞] 2004年9月16日 第2251号 <2面>

[米濃縮会社] 商業用濃縮工場建設を申請

 米濃縮会社(USEC)は、8月23日、次世代遠心分離技術導入に向け、遠心分離法による商業用ウラン濃縮工場「米国遠心分離施設(アメリカン・セントリフュージ・プラント)」の建設・運転許認可を、米原子力規制委員会(NRC)に申請した。

 この濃縮工場は、オハイオ州パイクトンに建設され、2010年までに350万キロSWUの濃縮能力で運転開始の見込み。

 USEC社は、エネルギー省(DOE)が1980年代に多数の遠心分離機を運転していた建屋を利用する。これによって、費用の削減と、完成までの期間を短縮できるとしている。

 USEC社は、最大700万キロSWUへモジュール式の拡張を考慮し、環境報告書に盛り込んでいる。


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