[原子力産業新聞] 2004年9月24日 第2252号 <1面>

[再処理総点検検討会] 「現場力」を育成

六ヶ所再処理施設総点検に関する検討会は21日、第13回会合を開催し、品質保証体制の改善策の実施状況や予想トラブルへの対応などについて日本原燃から報告を受けた。

今会合には日本原燃の兒島伊佐美社長が新社長として初めて出席、「現場力があってこそ品質保証が可能と考えており、現場力育成のためのマネージメントに全力を挙げる。再処理は国のエネルギーセキュリティを考える上で重要、政策に変更はないと信じている」と挨拶。現在予定している今月からのウラン試験開始は「厳しい情勢」とし、2006年7月予定の本格操業時期については、「ウラン試験とアクティブ試験の結果を見ながら検討したい」とした。

日本原燃は、本会合でトップマネージメントレビューや品質保証に係わる顧問会の開催状況、今月16日付けで改訂した「ウラン試験時に発生が予測されるトラブル等とその対応」の内容、第3者外部監査機関による定期監査結果、第1回定期監査結果などについて説明した。


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