[原子力産業新聞] 2004年10月7日 第2254号 <2面>

[原文振] 「原子力の日」記念シンポ開催

日本原子力文化振興財団は26日午後2時から、「社会・環境・原子力〜エコロジー社会におけるエネルギーのあり方とは」と題して、第41回「原子力の日」記念シンポジウムを東京都千代田区の有楽町・朝日ホールで開催する。

石炭、石油などの化石燃料の燃焼による2酸化炭素の増加が地球温暖化を発現させ、人類は生存の危機に瀕している状況にある中、『地球』という惑星のもとで私達はどう生きていくべきなのかが問われている。同シンポではこうした点を踏まえながら、21世紀の目指すべきエコロジー社会とその実現のために有効なエネルギー・原子力のあり方や役割などについて考える。また、第2部のパネル座談会では、今年8月に起きた関西電力・美浜発電所の蒸気噴出事故についても各界で活躍する識者とともに討議する。

「エコロジーと原子力」をテーマに基調講演を行なうのは、フランス人エコロジストのブルーノ・コンビ氏。幼少時代をアフリカのジャングルやロッキー山脈でおくった経験を持つ。コーディネーターには千葉商科大助教授の宮崎緑氏、パネリストは、ウェザーキャスターの石原良純氏をはじめ、鳥井弘之氏(東工大原子炉工学研究所教授)、斑目春樹氏(東大原子力研究総合センター教授)、宮脇昭氏(国際生態学センター研究所長)を予定している。

参加費は無料。参加申込みは郵便またはFAX、Eメールで同財団「原子力の日」記念シンポジウム係(電話03ー5651ー1571、 FAX03ー3639ー6636、Eメールsympo@jaero.or.jp)まで。


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