[原子力産業新聞] 2004年10月7日 第2254号 <2面>

[高温ガス炉プラント研究会] 高温ガス炉講演会を開催

エネルギー総合工学研究所に籍を置く「高温ガス炉プラント研究会」(会長=安成弘東大名誉教授)は12月1日午後1時から午後5時まで、東京工業大学デジタルホール(大岡山キャンパス)で、「高温ガス炉講演会」を開催する。

同研究会は、電力、メーカー他で構成され、高温ガス炉プラントに関する技術・経済性、安全性、内外動向、開発シナリオの調査検討活動等を行なっており、その一環として、高温ガス炉に若い世代にも関心を深めてもらうため、全国を回り、主に学生を対象とした講演会をシリーズ開催している。その第1回は一昨年、九州大学において開催され、今回第2回目が、東京工業大学COE―INESとの共催および原産、原子力学会関東・甲越支部、武蔵工業大学、東海大学後援により開催される運びとなった。

高温ガス炉は、小型発電炉のみならず、将来の水素エネルギー社会に向けた大量の水素生産をも視野に入れた開発計画が急速に浮上し、一躍世界で注目を浴びてきた。

今回は、高温ガス炉自体の紹介に加え、水素製造における高温ガス炉の有望性、更に、「水素エネルギー社会に向けて――開発の現状と課題」と題した講演も予定されている。

事前参加申込みは、参加希望者の氏名、所属、FAX、Eメール番号を添えて、エネ総研プラント研究会事務局(井上)(FAX03−3501−1735、Eメール inoue@iae.or.jp)まで。


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