[原子力産業新聞] 2004年10月7日 第2254号 <3面>

[コラ発電所] コラ1号機の近代化が完了

ロシア北極圏の白海に面するコラ原子力発電所2号機(VVER、44万kW)は9月18日、供用期間を15年間延長する近代化を完了、運転を再開した。コラ1号機の近代化は昨年完了しており、同じく供用期間が15年延長されている。同1号機は1973年に運転開始、同2号機は75年に運転開始している。

近代化により、運転安全性を世界レベルとしたコラ発電所は、今後最低15年間、地域に電力を供給し、産業の発展のための環境を作る。近代化作業は運転安全性を高めるために、1億8000万ドル(約200億円)のコストをかけて実施された。改良作業中、運転安全性の分析、ユニットの検査、機器の交換などが行われ、安全規制当局から5年間の運転延長認可を得ている。

来年は、コラ発電所3、4号機の近代化の準備が予定されている。3号機は2011年、4号機は2014年に30年間の設計寿命を終える。


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