[原子力産業新聞] 2004年10月21日 第2256号 <2面>

[鳥取県] ウラン残土訴訟、機構への撤去命令が確定

【14日共同】鳥取県湯梨浜町の方面地区に約40年間置かれている約3000立方メートルのウラン残土について、地元自治会が核燃料サイクル開発機構に撤去を求めた訴訟で、最高裁第一小法廷(才口千晴裁判長)は14日、サイクル機構の上告を退ける決定をした。すべての撤去を命じた機構敗訴の一、二審判決が確定した。

 ウラン残土問題は、サイクル機構の責任が明確になり法的には決着した。搬出先は、岡山県上斎原村の人形峠環境技術センターが有力だが、岡山県側は拒否の姿勢だ。


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